母について①
前回の投稿で一悶着あった母についてお話しましょう。
母は北国で生まれ、軽い障がいを持っていました。
母の父は家になかなか帰れない人で、母の母は、母の父の稼ぎで豪遊するような人だったそうです。
昭和時代、今より体罰や虐待・偏見が蔓延していたのではないでしょうか。
母もその被害者のひとりでした。
障がいがあることで、祖母(母の母)は母の姿が人目につかないように、家の中で隔離していたと聞いたことがあります。
当時の詳しい状況までは分かりかねますが、何かあると折檻として母は寒空の下に出される日もあったそうです。
ここの詳細については、父も曖昧なようで
母も思い出したくないだろうと、無理に聞いてはいないのだと思われます。
そんな母が唯一心を開いて大事にしていた存在が弟でした。
しかし、これも経緯は分かりかねますが、祖父と祖母が離婚することになった際に、さまざまな誤解があり、現在は弟に会うことはできないのだそうです。
私はこの話を小学生の頃から知っています。
こんな複雑な話を小学生の頃の私はいつも聞かされていました。
それほど、母がこの話をするにあたり頼れる存在・話せる存在がいなかった証拠かと思います。
話を聞くお人形がきっと私だったのです。
母は最終的にお人形を手離しましたが、お人形はこのことを忘れません。
「かわいそうな母」この事実だけが、今日も私の頭の中に記憶されています。
母についてはまた何かあれば投稿します。
それでは、また。
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